書店に行くと「最新の絵本」「先輩ママが薦める本」「書店員イチ押しの本」と、オススメの本がズラっと並んでいますよね。
結局どれを選べばいいんだろう
わたしは断然ロングセラー絵本をオススメします。
ロングセラー絵本を選ぶだけで、子どもの人生が豊かかになったり、大人はお金も時間も節約できます。
この記事ではロングセラー絵本がなぜそんなことができるのか理由を説明します。
リエシカ
- 未就学児3人のママ
- 保育士資格あり
- 育児本300冊&絵本の関連本50冊読破
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ロングセラー絵本を定義しときます
「ロングセラー」とは長い間にわたり売れ続けていること。
期間の目安として言われるのが「成人を迎えた本」。
18~20年くらいの間、売れ続けている本ということです。
※ベストセラーは一時期売れた本で、「長い間」売れているわけではありません。
このサイトでロングセラー絵本というのは「過去20年くらい売れ続けている本」ということにします。
ロングセラー絵本の特徴は「没入感」
どういう絵本がロングセラー絵本になるのか、じっくり考えてみたんですが・・・「絵がこうだから」「文章がああだから」ロングセラーになるという一貫性はなさそうです。
強いて言うなら、ロングセラー絵本には「没入感」があります。
絵本をひらくと、自分もそのシーンに入り込んでいるような気分になります。
例えば、
背景設定の細かいバージニア・リー・バートン著の『いたずらきかんしゃ ちゅうちゅう』(福音館書店)を読めば、自分もちゅうちゅうと一緒に風をきって、丘をかけ降りているようです。
一方なかがわりえこ著『ぐりとぐら』(福音館書店)は、全体的にさっぱりとした描写なのに、すぐ横にぐりとぐらの気配がして、森やカステラの匂いがしてくるかのよう。
文章に関しても「こういうのがロングセラー絵本になる」といった決まりはありません。
ロングセラー絵本は、
「こうだからロングセラー絵本になる」という一貫した特徴は無い。
けどロングセラー絵本には、自分が絵本のシーンに実際にいるかのような「没入感のある絵本」が多い。
ロングセラーをオススメする5つの理由
書店に行くと、「先輩ママが薦める本」「書店員イチ押しの本」「最新の絵本」などたくさんの絵本がならんでいます。
その中でも、わたしは断然ロングセラー絵本をオススメします。
その理由はこの5つ。
- 勉強の土台ができる
- 人間性が豊かになる
- お金の節約になる
- 大人の時間の節約
- 大人も子どもも指針ができる
勉強の土台ができる
ロングセラー絵本をたくさん読むことで、勉強の土台になる読解力がつきます。
たくさん絵本を読んで気づいたことは、ロングセラー絵本は
- 主語述語がちゃんとある文章
- 長めの文章
こういう絵本が多いです。
長く整理された文章に幼いころから触れていると、文章を読んで理解する力がつきます。
この理解する力=「国語力」は、全ての勉強の土台になります。
SNSで耳にしたり目にするのは、短い文が多くないですか。
新しい絵本も文章が短いものが多い気がします(それが悪いと言っているわけではありませんよ。)
言葉を育む幼児期だからこそ、短い文を聴くよりも、長く整頓された文章に触れて欲しいと思います。
小学校にあがってから勉強を理解する力になります。
ロングセラー絵本の長くきれいな文章に多く触れる
↓
読解力がつく。
読解力があれば、どんな勉強も理解しやすくなる。
感情が豊かになる
作家さんが子どもたちの為に選び抜いた、表現豊かな文章が多いからです。
ロングセラー絵本を読むと感情が豊かになります。
例えば、「怒る」だけでも、こんなに違います。
ロングセラー絵本は、今自宅にある絵本をザっと調べてみました。
SNSなど | ロングセラー絵本 |
ムカつく、キレる | はらがたつ、むかっぱらがたつ、あたまにくる、はらわたが煮えくりかえる |
いろんな表現を知ることは、自分の感情も知ること。
言葉を育む幼児期だから、短くまとまった文を読むより、いろいろな表現の文を読む方が、語彙も表現の仕方も豊かになると思うのです。
ロングセラー絵本を読んでたくさんの表現に触れる
↓
自分のいろんな感情も知ることになり、感情が豊かになる。
お金の節約になる
本屋さんに行くとたくさんの本を買ってあげたくなりますが、買える冊数には限りがあります。
絵本って高いし、できるなら失敗しない買い物がしたい…
ロングセラーを中心に絵本を買うことで、お金の節約になります。
というのも、こんなことありませんか?
子どもに絵本を買っても、興味がなかったり、何度か目を通したら見向きもしない…。
そしてまた次の絵本を買い足すエンドレスのループ…。
ロングセラーは「いろんな国のたくさんの子どもたちが、長い間読み続けてきた本」なので、あなたの子どもも気に入る可能性は高いです。
またロングセラー絵本には何度も読み返したくなる不思議な力があります。
同じ絵本でも、子どもの節目に読み返すと違うことを発見できたり、長い間よむことができます。
実際「この絵本、子どもの頃何回も読んで、好きだったなぁ」と思う本はロングセラー絵本だったりしませんか?
ロングセラー絵本は
- 興味を持ちやすい
- 長く楽しめる
↓だから…
次から次へと絵本を買う必要がなくなり、お金の節約になる。
大人の時間の節約
本屋さんへ来たももの、どの絵本にしよう…
最新の絵本、本屋さんが薦める絵本、先輩ママたちが薦める絵本など、色んな絵本がオススメされていて、選ぶのも時間がかかりますよね。
でも「ロングセラー絵本を選ぶ」と決めていたら、迷う時間がかなり減り、時間短縮になります。
「重い絵本を抱えながら本棚を何周もしてヘトヘト…」ということも無くなります。
しかもロングセラー絵本は「大勢の子どもが興味をもってくれた」「長い間楽しめる」素晴らしい絵本ばかり。
良い絵本を時短で用意したい方は、ぜひロングセラー絵本を選んでください。
ロングセラー絵本を選ぶ決めている
↓すると…
絵本を選ぶ時間がかなり短縮される
大人も子どもも指針ができる
「ロングセラー絵本を選ぶ」と決めたことで、絵本や育児について迷うことが減ります。
近年絵本ブームなのもあり、膨大な数の絵本が出版されいますが、後年に残るのは本のわずか。
一方ロングセラー絵本は「大勢の子どもが興味をもってくれた」「長い間楽しめる」絵本。
これを「良質」の絵本と呼んで良いのではないでしょうか。
この絵本を親御さんたちや、子どもが読むことで「質のいいもの」が分かってきたり、それをもとに「価値観」が定まってきたりします。
どういうものが「良質」とされているか分かっていると
- 大人
「絵本のこういうとこを見ればいいんだ」と分かり、絵本選びに迷うことが減ります。 - 子ども
自分で絵本を選ぶ頃になると、「良いもの」を自分で手に取れるようになります。
人生の基礎を作る幼児期こそ、質のいいものに触れると、後々の価値観が築かれていくと思うのです。
ロングセラー絵本=「質が良い本」にたくさん触れる
↓すると…
- 質がいいものが分かる
- 価値観ができる
- 自分でものを選べる
まとめ:ロングセラー絵本は子どもにも大人にも良い
ロングセラー絵本について長々とはなしました。
(ここまで読んでくれた方本当にありがとうございます。)
- ロングセラー絵本は「没入感」のある良い絵本が多い
- 子どもは、勉強の土台ができ、感情が豊かになる
- 大人はお金や時間の節約になる
- 大人も子どもも指針ができる
メリットはあくまで結果論にすぎませんが、ロングセラー絵本はただただ面白いです。
ぜひ絵本選びの中心にしてみてくださいね。
。
ロングセラー絵本っていっても山ほどあるし、どこで探せばいいんだろう
当サイト「絵本はロングセラー」で簡単に探せます。
子どもにロングセラー絵本を読んでいたら自分がハマってしまったリエシカが、
「実際に読んで、子どもたちのリアクションも良かった」ロングセラー絵本だけを紹介しています。
絵本選びの参考にしてください。
当サイトは、ロングセラー絵本検索サイトです。
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