- 『おおきなかぶ』を買おうか迷っている
- 『おおきなかぶ』の裏話を知りたい
- イラストを描いた人について知りたい
- 佐藤忠良さんの絵本作品を知りたい
毎年多くの絵本が出版されますが、後年まで残るのはごくわずか。
その中で1966年の『おおきなかぶの』の発刊以来、佐藤忠良(さとうちゅうりょう)さんの作品は、たくさんの子どもに読まれ継がれています。
子どもたちに愛される魅力のつまった絵本で、親子で楽しい絵本時間を過ごしませんか。
この記事では佐藤さんの経歴や、絵本作品の一覧、感想を紹介します。
読み聞かせが楽しくなる裏話も紹介します
リエシカ
- 未就学児3人のママ
- 保育士資格あり
- 育児本300冊&絵本の関連本50冊読破
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佐藤忠良のプロフィール
日本の彫刻家・画家
佐藤忠良(さとうちゅうりょう)1912-2011
略歴
1912年、宮城県黒川郡生まれ。
東京美術学校(現東京藝術大学)を卒業。
1944年 兵役招集。帰還後に制作を再開。
1981年 パリで日本人初となる個展を開催。
佐藤忠良作品の魅力
佐藤さんの絵は、リラックスしながら読めるのに物語にスーッと入り込めます。
- 透き通るような、それでいて温かみを感じる色彩
- 今にも動き出しそうな人物や動物たち
- 話し出しそうな細かい人の表情
おおきなかぶが累計発行部数が8位(ミリオンブック参照(2024.3.19))の大人気絵本なのも、たくさんの子どもが佐藤さんの絵に没入したからでしょう。
佐藤忠良の絵本3選
佐藤忠良さんが手がけた絵本を紹介。
実際に子どもに読んで、リアクションも書きました。
読み聞かせする大人が楽しいように裏話なども紹介します。
おおきなかぶ
対象目安:2,3,4歳
【絵本情報】(再話)A・トルストイ (訳)内田 莉莎子 (絵)佐藤 忠良 (出版社)福音館書店 (初版)1966年
おじいさんが種をまいたかぶが大きくなり、「うんとこしょ どっこいしょ」とみんなで引っ張るロシアの昔話。
327万部(ミリオンブック参照(2024.3.19))も発刊されている大人気絵本。
「こういう絵を見せてあげたかった」と思うほど、とにかく美しくてイキイキした絵です。
繰り返しのストーリーで分かりやすいので、特に1,2歳さんにはぜひ読んであげて欲しい。
2歳長女は「うんとこちょどっこいちょ」と自分のリュックをズルズル引っ張って遊び、4歳長男も重いものを引っ張る時は「うんとこしょどっこいしょ」の掛け声を未だにすることがあります。
慣れない絵画を描くために、鏡に向かって引っ張るポーズをしてスケッチしますが、押しているように見えると、何回も描き直しました。
ゆきむすめ
対象目安:4,5,6,小学生
【絵本情報】(再話)内田 莉莎子 (絵)佐藤 忠良 (出版社)福音館書店 (初版)1966年
おじいさんとおばあさんが雪で作った女の子と生活しますが、季節が変わり……悲しさ残るロシアの民話。
『おおきなかぶ』の内田莉莎子さんとの再タッグです。
登場人物の表情のほんとうに細やか。
4歳長男には少し難しい話でしたが、まじめな顔で結末を聴いて、もの悲しい雰囲気を感じ取っているようでした。
冬→春は楽しいイメージの絵本が多いので、悲しいお話もちょっとしたスパイスになっている気がします。
木
対象目安:4,5,6,小学生
【絵本情報】(作) 木島 始 (絵)佐藤 忠良 (出版社)福音館書店 (初版)2005年(子どものとも2001)
木の絵を描くと木の根が、幹が、枝が、葉が話しかけてくる……木の鮮明で力強いデッサンを物語に仕立てた絵本。
本当に木の絵が子どもに語り掛けてくるような、静かなんだけど迫力のある絵本です。
文を書いたのは『はなをくんくん』『ピーターのいす』を訳した木島さん。鋭くも面白い言葉選びで、4歳長男は「ごぶごぶ」が特にお気に入り。
佐藤さんが15年以上にわたって木をデッサンしてきたものに、描きおろしを加えた絵本だそう。すごみが出るわけです……。
佐藤作品は魅力溢れるロングセラー絵本
佐藤忠良さんの絵本は、子どもが没入する魅力があるロングセラー絵本ばかりです。
『おおきなかぶ』は特に1,2歳さんにオススメ。
発行部数327万部、累計発行部数が8位(ミリオンブック参照(2024.3.19))の大人気絵本です。
たくさんの子どもに愛される魅力のつまった絵本で、親子で楽しい絵本時間を過ごしませんか。
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