せっかく読み聞かせをするなら、良い絵本を選びたいですよね。
そこでオススメするのが20年以上、長いときは100年以上、子どもに読み継がれてきたロングセラー絵本。
ロングセラー絵本の、子どもにも親にも嬉しいメリットはこちら。
- 夢中になる絵本が多い
- 勉強の土台が身につく
- お金と時間が節約できる
この記事では、絵本の勉強をした3児の母が、実際に読んだロングセラー絵本の中から、
「これだけは3歳のときに読んであげたい」と心から思った絵本を厳選しました。
大人が読み聞かせを楽しめるように、絵本の裏話なども紹介します。
リエシカ
- 未就学児3人のママ
- 保育士資格あり
- 育児本300冊&絵本の関連本50冊読破
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ロングセラー絵本はいいことづくめ
「最新作」「書店員・先輩パパママのおすすめ」など、いろんな絵本が書店に並んでいます。
その中でもロングセラー絵本を、圧倒的におすすめします。
理由はこの3つ。
- 夢中になる絵本が多い
- 勉強の土台が身につく
- お金と時間が節約できる
一つづつ理由を説明しますね。
夢中になる絵本が多い
ロングセラー絵本は、子どもに読み続けられたから生き残っています。
時代に左右されない魅力があるから、たくさんの子どもが夢中になっています。
多くの子どもが好きになったからこそ、自分の子どもも没入する可能性が高いです。
勉強の土台が身につく
ロングセラー絵本の特徴は
- 新しい絵本と比べて文が長め
- 主語述語がきちっとある整った文
- 豊かな表現の言葉が多い
きれいな日本語に、幼い頃からたくさん触れると、語彙力や読解力が育ちます。
語彙力や読解力は、すべての勉強の土台になる大切なもの。
ロングセラー絵本を読むことで、勉強の土台が自然と育ちます。
お金と時間が節約できる
絵本に関してこんな悩みありませんか。
・値段がそこそこ高い
・収納スペースが限られている
できるだけ「一回読んで、もう飽きた」は避けたい……。
ロングセラー絵本は、たくさんの子どもが夢中になってきたので、自分の子どもも好きになる可能性が高い本。
ロングセラーを選ぶことで、絵本を買い直すお金や、時間が大きく節約できます。
3歳向け絵本の選ぶポイント
3歳さんにはどういう本がふさわしいの?
絵本を選ぶポイントをまとめました。
少し長めのお話
少し複雑なストーリーも楽しめてくるころ。
身近な動物や、繰り返しの展開や言葉があると、お話が追いやすくなります。
昔話や童話
世界中で語り継がれてきたお話も、3歳ころからグッと楽しめそう。
世の中の大切なことをそれとなく伝えるお話で、子どもの心を深いところから育てます。
リズムや響きの良い言葉
耳でお話を聴く幼児にとって、五感やリズムはとても大切。
日本人に心地いい75調や、美しい言葉も楽しんでマネします。
3歳児に絶対読みたい絵本
絵本の勉強をした3児の母が、膨大なロングセラー絵本の中から「3歳のうちに、これだけは読んであげたい」と思う絵本を厳選しました。
選んだ基準はこちら。
- 多くの子どもが夢中になったロングセラー
- 3歳の発達にピッタリ合っている
- 実際に読み聞かせて、子どもが気に入った
- ママも楽しめる絵と内容
おすすめ順にランキングしています
①くまのコールテンくん
【絵本情報】(作)ドン・フリーマン (訳)まつおかきょうこ (出版社)偕成社 (初版) 1975年
くまのコールテンくんは、デパートのおもちゃ売場で、自分を連れ出してくれる人を待ちますが……。
目の前のことを楽しむコールテンくんは、まさに幼児そのもの。
コールテンくんを大切にするリサを見て、長男3歳が自分のお人形を可愛がり始めました。
②もりのなか
【絵本情報】(作)マリー・ホール・エッツ (訳)まさき るりこ (出版社)福音館書店 (初版) 1963年
森に散歩にでかけた男の子はラッパをふくと……。
白黒の絵なのに、動物のイキイキ感がものすごく伝わってきます。
子どもの頃から動物が好きだったエッツの、動物への愛がとても感じられる一冊。
「少し長めのお話を読んでみたい」子に。繰り返しのお話なので、ストーリーにもついていきやすいです。
ラストに登場するお父さんが優しくて、自分もこうありたいなと思わせてくれます。
③ペレのあたらしいふく
【絵本情報】(作)エルサ・ベスコフ (訳)おのでら ゆりこ (出版社)福音館書店 (初版)1976年
ベスコフの絵本でも圧倒的人気を誇る絵本。
男の子がひつじの毛から服を作るという一大イベント。
それを丁寧に、あくまで素朴に描いているとこが素敵です。
初めて読んだときは「あぁこんな絵本を子どもに読んであげたかったんだ」と思わされました。
④よあけ
【絵本情報】(作)ユリー・シュルヴィッツ (訳)瀬田 貞二 (出版社)福音館書店 (初版)1977年
夜明け前の湖のほとりにおじいさんと孫が眠っています……。
文章に書かれていないけど、空気がひんやりしていたり、「ぴちょん」とカエルが水に飛び込む音が聞こえたり、五感が刺激されまくりの一冊。
名翻訳者の瀬田さんの言葉選びがまた素晴らしくて、長男3歳も「くろぐろとしずもる」とかよく言ってました。
⑤パンやの くまさん
【絵本情報】(作) フィービ・ウォージントン / セルビ・ウォージントン (訳)まさき るりこ (出版社)福音館書店 (初版)1987年
パンやのくまさんの仕事は、朝早く起きてお茶を飲んで、生地をつくり……。
くまさんのお仕事シリーズは、そのお仕事を知らない子どもでも、絵を見てお話を聴いてしっかりイメージできる内容になっています。
場所や小物がしっかり書き込まれてある絵に、たんたんと説明している文で、作りこまれた絵本だと感心します。
長男3歳は初めてこれを読み聞かせたとき、じぃ~とのめりこむように見て、見終わったあとに真剣な顔して「これすき~」と言っていました。
⑥おちゃのじかんにきたとら
【絵本情報】(作)ジュディス・カー (訳)晴海 耕平 (出版社)童話館出版 (初版)1994年
ソフィーがお母さんとお茶をしようとすると、とらが訪ねてきて……。
女の子の顔にぜひ注目してもらいたい。
これを読み聞かせてる子どもたちの顔もなんだかニコやかになっているから不思議。
サラっとした終わり方が、逆に切なくて好きです。
⑦だいくとおにろく
【絵本情報】(再話)松居 直 (絵)赤羽 末吉 (出版社)福音館書店 (初版)1967年
大きな川に橋掛けを頼まれた大工。川を見に行くと「ぶっくり」鬼が現れて、大工の目玉と引き換えに橋を架けえてやると取引を持ち出しますが……。
登場人物が2人だけでストーリーが追いやすく、昔の道具もでてこないので、初めての昔話絵本にピッタリ。
横長に話が進んでいく絵巻物風の絵や、色彩豊かな大和絵風など隅々まで凝ってます。
幼児絵本なのに日本文化がじっくりが感じられます。
カラーとモノクロのページが交互になっています。
大和絵風のキレイな色を出すために、普通より一色足して印刷することに。その代わりモノクロのページを作ってコストを削減したそうです。色の美しさに驚きます。
⑧三びきのやぎのがらがらどん
【絵本情報】(作) マーシャ・ブラウン(訳)せた ていじ (出版社)福音館書店 (初版)1965年
3匹のヤギが橋をわたろうとすると、トロルがでてきて……。ノルウェーの昔話。
繰り返し話で分かりやすく、子どもが安心する結末で、初めての童話にぴったり。
我が家の初の童話絵本もこれでした。
この本でトロルの存在を知ってから、「あのお山にはトロルいる?」と日常によく出てきてます。
⑨ゆかいなかえる
【絵本情報】(作)ジュリエット・ケペシュ (訳)いしい ももこ (出版社)福音館書店 (初版)1964年
4つの卵がかえり、おたまじゃくしになると……。
楽しさがあふれ出ていたのか、一目見ただけで長男も長女もお気に入りになった絵本。
動物の自然でイキイキとした動きは、ケペシュが群を抜いて上手いと思います。
石井桃子さんのリズムのよい訳で、誰でも楽しく読めます。
子どもの「好き」をもっと広げる【絵本グッズ】もおすすめ
「同じ絵本を何回も何回も読んでと、せがんでくる」
そんな子どもが没入した絵本のキャラクターグッズはいかがでしょう。
子どものお気に入りのキャラクターが、リアルの生活に紛れ込むと、きっと笑顔になる瞬間も増えます。
でも、どこで買えばいいんだろう?
絵本キャラクターグッズを買えるサイトはたくさんありますが、断トツでおすすめしているのが、絵本ナビ楽天市場店。
年間2,000万人が利用する、試し読みのできる絵本・児童書サイト絵本ナビのグッズ専門サイトです。
他の絵本グッズのサイトも知りたい方は、まとめ記事もあります▼
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